【DTM初心者向け】宅録用機材の選び方、ポイント 初心者おすすめ機材紹介

  • Amusta
  • 2024年4月29日

宅録を始めよう

 

 

まず宅録を始めるために必要なものは

 

・DAWソフト

・オーディオインターフェース

・マイク(ボーカル録音する人のみ)

 

の3点です

 

 

DAWソフト編

By (steinberg.net/ja/cubase/)

 

それでは一旦、DAWソフトを購入しましょう!

 

国内シェア率が高いソフトで言うと

 

apple「Logic」(Garage Band の進化版)

通常価格 ¥30000(公式サイト価格)

 

Steinberg「Cubase」

通常価格 ¥11620~ ¥61874

下位モデル Cubase Elements 13 

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/229490/

上位モデル Cubase Pro13 (筆者愛用DAW)

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/229480/

 

AVID「Pro Tools」

通常価格 ¥30690~¥231000(年額支払いのサブスクタイプも有)

下位モデル Pro tools Artist 永続ライセンス版

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/336964/

上位モデル Pro tools  Studio 永続ライセンス版 

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/276060/

 

….え???….高くない???

 

そう、DAWソフトはめちゃくちゃ高いです!

 

さらにそこからインターフェイスなりマイクを買おうとしたらとんでもないことに…

 

しかしご安心ください!格安のプロご用達DAWソフトもしっかりございます!その名も!

 

Cockos「Reaper」

通常価格 $60 ですが60日の無料使用期間があり、さらにその無料期間をすぎても…

 

な ぜ か 使 え ま す

 

一体何故でしょう…真相は謎です…

 

しかし!公式からいつ修正が入るかわからないので、しっかりと使い続けたい場合は購入するのが吉です!

 

しかしこのDAW、基本言語は英語、操作方法も他のDAWと比較すると超特殊なので使い込むには相当の覚悟が必要ですが、その分機能も豊富で、プラネタリウム等の音響設定をしている私の知っているエンジニアははその作業をReaperで完遂してしまうほどプロも認めるDAWなのです

 

超偏見ですが、音響マニアに愛好家が多いイメージです。

 

そんな玄人向けソフトは扱えないよ!!と思った人はこちら

 

完全無料DAWの Bandlab「Cakewalk」

 

このDAWはもともと有料ソフトだった「Sonar」を買収したbandlab社がそのまま無料DAWのcakewalkとして再販したものなので有料ソフトと遜色ない機能、エフェクトが使用可能です。さらにCakewalkアンプシミュレーターの「TH3 Cakewalk」も付属しているので、後述のオーディオインターフェースさえあればすぐに宅録を始めることができます!

 

また先ほど紹介したCubaseやProtoolsにも無料版が存在するので気になった人はまず無料版を導入することをお勧めします!

 

私も昔LINE6のアンプに付属していた「Cubase LE」というエントリークラスのものを使用してDTM生活をスタートさせた身ですし、そこから有料版のCubaseに乗り換えて今に至ります。軽いお試し気分でいろいろなDAWを触って、自分にあったものを見つけるのが一番です。

 

 

インターフェイス編

 

さて続いてはオーディオインターフェースです。こちらは楽器の音をパソコンに入力するための機器で宅録のための必須機器となります。楽器の演奏なしで打ち込みだけで曲を作りたい人は必要ありません!

 

インターフェースを購入するときには

  • INPUT数
  • 付属するソフト、プラグイン    に注目してみるようにしてください

 

例えば、ギター録音だけであればギターシールドようの入力があればOKですが

ボーカル録音やゆくゆくはマイク撮りをしてみたいという方はXLR端子(マイク用端子)の入力を確認するようにしましょう。

 

加えて生ドラムの録音にも挑戦したいという方はその分INPUT数が必要になります。

 

私は、focusrite社の「Scarlett 2i2」という現行モデルの第一世代前のものを使っていて

定価は約20000円。現在サブスクに載っている私の楽曲も全てこのインターフェイスで録音し、宅録だけではなく弾き語りのレコーディングなどもこのインターフェイスを使用しています。

 

また、最近ではギターのマルチエフェクターにもインターフェースの機能を有したものもあるので、宅録ついでに気になっていたマルチエフェクターを購入するというのも一つの手です!

 

高校時代の私はマルチエフェクターのBOSS GT-1Bを使ってベースのみならず、ギターやマイクまで繋いで色々と録音していたので、それだけでも十分なDTM活動を行うことができます!!

 

加えて新品のオーディオインターフェイスには色々な作曲に使えるソフトやプラグインが同梱している場合がほとんどなので、インターフェースの機能はさておいて付属しているソフトによってインターフェースを決めるというのもアリです!なので楽器店、通販サイトの隅々まで見渡して自分にぴったりのインターフェイスを見つけてください!

 

初心者おすすめインターフェース

  • Steinberg 「UR22C」(INPUT: XLR端子×2)

通常価格 ¥19700(エントリーモデルCubase AI付属)

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/268678/

 

  • Focusrite「Scarlett Solo (gen. 4)」(INPUT: 楽器用入力×1 XLR入力×1)

通常価格 ¥22200(DAW Ableton Live エントリーモデル、打ち込み用ドラム、キーボード、シンセやその他ミックス用プラグイン多数付属)

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/328778/

 

 

ヘッドホン編

さて、次はヘッドホンです!

こちらもインターフェースに次いで必要な機器で、撮った音を良い音で聴かなくてはせっかくの録音も台無しです!

 

最初はリスニング用ヘッドホンでも勿論OK、ただモニターヘッドホンは録音用にチューニングされているので音の明瞭度がリスニング用とは段違い。

 

これは少し曖昧な表現にはなってしまうのですが、リスニング用ヘッドホンに比べて「耳コピがしやすい」というイメージで、低音から高音までしっかり抜けて聴こえるのがモニターヘッドホンの特徴で、モニターヘッドホン=高音質というわけではなく、あくまで業務的用途で最適になるように作られています。

 

そしてモニターヘッドホンと言えばsonyの「MDR-CD900ST」通称赤帯。THE FIRST TAKEでおなじみのアレです。全世界スタジオ普及率No.1といっても差し支えないものなのですが…

 

…いいですか…私ははっきりと断言します…

 

このヘッドホンは…

 

 ミ ッ ク ス 向 き で は あ り ま せ ん!

 

 

というのもこのヘッドホンはノイズ対策に超特化したもので、ノイズ等の有無がすぐに判断できるような音質なのです。ですのでノイズが命取りとなる録音業界では最適解ですし、同じくノイズによって左右されるPA業界での信頼もとても厚いです。

 

ですが…宅録で使ったり、ミキシングをするとなると、高音が耳に刺さり、ミックス作業等での長時間の使用は中々厳しいものがあり、初心者に自信を持ってお勧めできるかというと微妙なところです。

 

ただ、前述したとおり何処のスタジオにも置いている代物なので一度このヘッドホンの特性を理解して置くことは非常に重要かも

 

ちなみに、私が使っているのは「YAMAHA HPH-MT8」通常価格 ¥24500 。音質もさることながら、愛用している最大の理由はなんといっても「着け心地」です。

 

ミックスや録音で長時間作業をするとなると、着け心地こそが命だと思っています。

ヘッドホンは試着もできるお店が結構増えてきていますので、実際に楽器店等に行きギターを見るついでにモニターのテストをしてみるのが吉!

 

初心者おすすめヘッドホン

 

SONY「MDR-7506」(赤帯の姉妹製品。通称青帯。) 通常価格 ¥12800

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/71254/

 

YAMAHA 「HPH-MT5」(筆者使用ヘッドホンの廉価版)通常価格¥15150

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/228433/

 

AKG「K271MK2」通常価格 ¥16800

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/124431/

 

 

マイク編

最後はマイク編です!

 

え、でも自分ボーカルじゃないし…と思ったそこのあなた!

確かにマイクはボーカル録音に使われることが多いですが、将来的にDAWを使った活動を活発にさせたいのであればマイクは1本持っておいた方が吉。

 

スタジオを借りてアンプをマイク撮りしてみたり、アコギの録音もエレアコをインターフェースに繋ぐよりも何倍も良い音で撮ることができます。

 

マイクには大きく分けて二つの種類があり

ダイナミックマイク と コンデンサーマイク に分けられます

 

どちらもスタジオ などでお目にかかれるマイクですが、まず宅録を始めるならコンデンサーマイク一択だと思います。

 

長期的に見るのであれば、一つでもコンデンサーマイクを持っていれば楽器録音からボーカル、ドラム録音にまで活用することができるので、宅録だけでなく、スタジオ録音でも役に立ちます。

 

私が現在使用しているLWITT社の「LCT 440 PURE」は通常価格約 ¥34000程ですが

私のほぼ全作品のボーカルのみならず、アコギ、ドラムのキック録音等、たくさんの用途で使っているので、ギタリストもベーシストもドラマーもキーボーディストもマイクを持っていて損はなし!ですが….

 

ギターと同じくマイクの価格は青天井で、録音業界の定番と言われているマイク

Neumann社の「U87 Ai」は円安や部品の価格高騰も相まって、通常価格 ¥435600と果てしない価格となっております…

 

ですが世の中には安くても質が良いマイクが沢山ございます!

マイクはギターと同じく最終的に当人の好みになるのですが、幾つか初心者向けのマイクもご紹介いたします!

 

LWITT「LCT 240 PRO」(筆者使用マイクの廉価版)通常価格 ¥11880

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/236898/

 

Audio Technica 「AT2020」通常価格 ¥13200

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/16117/

 

MXL「MXL V67G」通常価格 ¥14800

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/87964/

 

 

やっぱり機材は高い!

 

御覧の通り宅録にマストなものを一式揃えるにはかなりお金がかかります。

なかなか手が出ないと思いますが、一度買ってしまえばかなり長期的に使うことができますし、中にはインターフェース、ヘッドホン、マイクがセットになって販売されていることも多いので、迷ったら初心者セットの購入をお勧めします!

 

こういったDTM初心者セットは各種楽器店、通販サイト等、高い確率でセールになっています。さらには先ほど紹介したインターフェースもセット販売されている場合があるので要チェックです!!

 

 

まとめ

 

DAWは無料でも十分使える!慣れたら有料DAWを買おう!

 

インターフェースのINPUT数と付属ソフトをくまなくチェック!

 

赤帯ヘッドホンには要注意!音質よりも着け心地!

 

マイクを買うならコンデンサー!ボーカル以外の用途もたくさん!

 

といったところでしょうか

 

またこういった様々な機材関係の話もできたらと色々計画中です!

次回は初心者おすすめプラグイン編でお会いしましょう!

 

そして今回紹介したインターフェース、マイクを使用して製作したアルバム

「HAPPY BIRTHDAY TO ME」が各種サブスクにて配信中です!

興味があれば是非、お聴きください!

 

https://linkco.re/AQsyNg73

 

 

 

 

西浦和真bot
西浦和真bot
東京生まれ東京育ちの在宅パンクロッカー
中学時代にベースを購入。高校時代にバンド活動を開始し、コロナ禍をきっかけにDTMにどハマり。

以降、音響系音楽大学に通いミキシングやレコーディング、作編曲を学びながら八王子を中心にフリーでエンジニア活動中

パンクミュージックをこよなく愛しているが、最近の密かなお楽しみはK-POP。

趣味:映画鑑賞、アメコミ収集

特技:韓国語

最も影響を受けたアルバム
Angels & Airwaves 「We Don’t Need To Whisper」